H-MTD® – High-Speed Modular Twisted-Pair Data
ビットレートの高いデータ通信を確保することはもちろんのこと、設置スペースの削減、重量の軽減を実現し、また幅広いイーサーネット用途や各プロトコルをサポートする柔軟性を兼ね備えています。
Rosenberger H-MTD®は、シールド付ツイストペア(STP)、シールドなしツイストペア(J-UTP)、及び今後を見据えたハイパフォーマンスケーブル等に幅広く対応しており、将来を見据えた車両ネットワーク、アプリケーション、及びプロトコルに対応した共通インターフェイスとして設定することができます。
製品ポートフォリオ
- ケーブル用コネクタ、PCB用コネクタ(ストレート、ライトアングル)及び防水タイプ等幅広いラインナップ
- 使用箇所に合わせ1極、2極、4極、6極品を標準化
- 上記バリエーションに電源ピン(MQS)を追加したバリエーションも用意
- Rosenberger H-MTD®eタイプ(Unshielded Twisted Pairケーブル用)
一般仕様
- インピーダンス100 Ω
- DC~20GHz までの周波数範囲をカバー
- ~56Gbpsの高データレート対応
- 挿抜回数25回以上(防水バージョン5回以上)
- LV 214 / USCAR に準拠した車用グレード差動コネクタ
- CPA対応品あり
- STP、UTP、SPPケーブルに対応
Connector Position Assurance - CPA は半嵌合防止機能です。
自動運転や運転支援システムのような安全アプリケーションにおいて、高速データコネクタの需要は益々増えてきています。これに対し、Rosenbergerは接続の信頼性を向上させるCPA (Connector Position Assurance)ソリューションを開発しました。
CPAとは、コネクタが正しく嵌合された場合のみCPA 部品をロックさせることができる構造です。
特徴
- 20GHz / 56Gbps までの高周波数範囲 / 高データレートに対応
- コネクタの小型化による設置スペースの削減
- ケーブル組付けの自動化により低コスト化を実現
- 小型化+堅牢化を実現
- 2重ロックによるケーブル保持力強化機能
- スリーブカシメ構造に高いケーブル保持力
- 誤嵌合防止コーディング別ハウジングを標準ラインナップ
- コネクタ嵌合保証(CPA)付ハウジング
対応可能なプロトコル例
Automotive Ethernet
- 100BASE-T1
- 1000BASE-T1
- 2.5/5/10GBASE-T1
SERDES
- APIX®
- FPD-Link
- GMSL™
- MIPI® A-PHY℠
- PCIe®
- USB
- GVIF
- HDBase-T™
- ASA Motion Link
使用用途例
- 運転支援システム、自動運転システム
- 4K以上のカメラシステム
- 4K以上の高解像度ディスプレイ
- リアシートエンタテインメント
- 各車載通信用システム
- STP、J-UTP、SPPケーブルに対応
H-MTD® Hand Crimping Tool Kit E6W003-SET
Rosenberger has developed a compact hand crimping tool kit for the quick replacement of damaged Rosenberger H-MTD connectors on the cable harness.
H-MTD®シリーズコードE6
H-MTD®+シリーズコード99
H-MTD®eシリーズコードE9